北越興業株式会社は、北越メタルの素材加工部門を担い、業容の拡大に努めています。

長岡市の雲出工業団地に立地する本社工場は、ISO9001を認証取得しており、コンクリート製品用バーメッシュ（鉄筋格子）、土木・建築用ワイヤーメッシュ（溶接金網）、せん断補強筋（フープ鉄筋）、版状立体溶接鉄筋（ファブデッキ）およびスプリングチェーンの製造ならびに棒鋼、鉄線の切断・曲げ・組立加工を行っており、これらに加え、2011（平成23）年6月にはNewファブデッキの製造ラインを増設し、多様化するデッキ工法への対応を図っています。さらに、2012（平成24）年にはDBヘッド（定着板工法）の製造を開始し、将来の収益の柱になると期待されています。

北越メタル構内にある蔵王工場は、構内作業、線材溶接、FDグリップ、開先付き異形棒鋼J-BARの請負業務を行っています。

株式会社北越タンバックルは、北越メタルの素材加工で、成長を続けています。

新潟県見附市にある本社工場では、トンネル構築に多く利用されている「ナトム工法」の主要支保材として使われるUNボルトをはじめ、建築土木用の各種ボルト、THピースなどを製造しており、2012年3月には「構造用転造両ネジアンカーボルト」のJISマーク表示の認証を取得しました。一方、福島県喜多方市にある喜多方工場では、JISマーク表示認証工場として、建築用割枠式ターンバックル胴を製造しています。今日、割枠式ターンバックル胴においては、他の追随を許さぬノウハウを蓄積しており、日本一のシェアを確保しています。

いずれの製品も、多年にわたる経験により、内外より高い評価を得ており、さらに、本社・喜多方両工場とも1998年にはISO9001の認証を取得し、北越メタルの「加工部門の強化」の一翼を担うグループ企業となっています。

株式会社メタルトランスポートは、安全、迅速、確実な輸送をモットーに、北越メタル株式会社の製品、半製品等の輸送および出荷作業を主体とした物流企業です。2007（平成19）年1月に安全性優良事業所認定（Gマーク）を取得し、輸送の安全確保に日々努めております。荷主の負託に応えるとともに、地域社会に貢献できる企業を目指しています。